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2006年2月27日 (月)

決算書の見方

 というタイトルですが、本当に決算書の見方を書こうとはしていません。なお、あくまで以下の文章は中小企業に関するものです。証券取引所に上場するとか、そんなレベルではありませんのでご了承下さい。なお、今日のブログは多分つまらないと思いますので、適当に読み流してください。

 大学に入ったときに遡るんですが、大学は経済学部経済学科。で、そこで簿記とか決算書の見方をやるのかというと、結局は経営学科や会計学科でもないため、そういうことはやらないんです。ともかく大学の授業をおろそかにしたとかそういうことでもなく(これはこれで、全体を見るということで、)税理士やらを目指す、ということで、簿記や会計学というのは自分で勉強していたわけです。ということで、大学の時は、「純粋な学問」というよりは、「受験対策」という意味合いも強かったんですが、会計理論というものをかじっていました。

 で、大学を卒業してから、昨年の9月まで、会計事務所(税理士事務所)にいたのですが、純粋な「会計理論」とは違う、「実際の会計」ということでやっていた訳なのです。会計理論とか、簿記の勉強というのはあくまで商品販売業か、製造業・建設業あたりまで。実際はサービス業やら医療法人、社会福祉法人・公営法人なんかが出てきて、考え方というよりは決算書の形が違うと。

 それはそれでよいのですが、「貸借対照表」(会社の財務状態を表す。まあ、会社の資産と負債と資本。つまり財産と借金がある時点でいくらあるか)「損益計算書」(会社の経営成績を表す。ある期間での損益状況)がありまして、どうしても、「税金の計算」ということを念頭に置くと、損益計算書が重視されてくるんです。そして、「貸借対照表」は、その中それぞれの科目の残を正しくすると、損益計算は正しいものになっている、というために利用するもの。極端ないい方かも知れませんが、ある意味、簿記の技術面から考えると、そういう側面もあるんです。

 当然、税務署も、損益に誤りがないか(それも過小になっていないか)を見ていくのでありまして、何も、貸借対照表での項目が間違っていないかなんて見て行きません。となると、当然、「貸借対照表の見方」なんてやっている訳なんですが、損益計算書と比べて、貸借対照表を厳密に作っているわけでもないということになってきます。(あっ、県やら市の監査がある「社会福祉法人」になると、また違うんですが…)

 で、昨年の10月より、会計事務所(税理士事務所)ではなく、それ以外の会社で経理をやっているわけです。その会社の会計自体は5年半ぐらい、会計事務所(税理士事務所)として見てきていて、しかも、他の会社よりも時間をかけていたんで、分かっている部分は分かっていたのでした。

 ある部分では「会計事務所(税理士事務所)の目」を捨てずに生かしつつ、自分が勤めている会社の会計を、1社だけ集中して、入金を確認しつつ、支払もしながら(いわゆる経理の仕事)、見ていくとどうなるか…。会計事務所(税理士事務所)時代では見えてこなかった部分、考えたことがなかった部分も見えてきて、考えるようになってきました。(注:なお、会計事務所(税理士事務所)は貸借対照表を軽視しているという意味ではありません。)

 寝ているとき、リアルに仕事の夢を見るんですが、そういうこともあり、家にいるときとか、風呂に入っているときなど、割と会社の決算書・試算表を頭に思い浮かべながらいろいろ考えるのです。

 結局は、お金が足りているのか足りていないのか、もし足りていないとすればなぜなのか、というところに尽きるのですが、そうなってくると、「損益のための残合わせ」だった貸借対照表とは違う見方になってくるんです。

 例えば、よくあるのが資産を「流動資産・固定資産」なんかに分けて、「流動比率」だの「固定長期適合率」だの「自己資本比率」とか出すことが、「経営分析」としてはあるんですが、この「流動資産」も「通常の営業循環過程にあるもの」、または「1年以内に資金化あるいは費用化するもの」がそうなるんです。

 その、「資金化あるいは費用化」。これ、お金が足りるか足りないかという話をするとき「資金化」と「費用化」では全く意味が違ってきます。(となると、会計理論で言う「費用性資産」と「貨幣性資産」という言葉が今になって実感してしまう)それとか、自己資本とか長期借入金がどう化けているのかとか。だからお金があるのかないのか。

 突き詰めていうと、今なぜこの預金残なのか、それはどういうことなのか、その後どうなるのか、ということになるんですが、それを考えると、結構、会計を見る目が変わってきます。

 ということで、資格受験生の目・会計事務所(税理士事務所)の目・経理担当者の目で試算表・決算書を見ることができたということで。となると、銀行の目(金を貸す人)・経営者の目というのもあるんですが、それは今のところ、予定としてはありません。(なお、「投資家の目」というのは、最初に書いたとおり、ここでは対象外です。)

 なお、ここでは貸借対照表と損益計算書の話をしましたが、当然、キャッシュフロー計算書とか、資金繰り表なんかも、考慮の中には入っています。

 と、同職者以外は、つまらん話だったと思います。でも結構、最近、よく考えていることなんですよ。あくまで「今考えていること」の自分のための記録として書かせていただきました。多分、数ヶ月後、この件でも違う考えになっていると思います。

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