« 高山方面へ(その4) | トップページ | 停車位置 »

2007年4月13日 (金)

方言

 私は石川県の方言でしゃべります・・・。という書き出しなんですが、この、「石川県のどこ」と特定されないのが重要でして、本当は能登と金沢と、南加賀って、住んでいると結構方言やらイントネーションが違うんです。白山麓になるとまた違うらしく、さらに旧白峰村はもっと違い・・・、といってもそのあたりになると知り合いがいないんでよく分かりませんが、ともかく、違います。そして、「奥能登」といえども、珠洲市と輪島市の間でも結構違いまして、また、羽咋と珠洲で、それぞれ「たいそい」と「たいそない」という、全く逆に見える表現が、同意義だったりと・・・。

 と前書きはおいておきまして、ともかく、中学校2年生まで珠洲市に住んでおり、それから金沢市に住むようになってきますと、結構、珠洲市と金沢市の両方がブレンドされたみたいになっているみたいです。石川県でも金沢を中心に使われる言い回しは使っていなかったりしまして、かといって珠洲の訛も結構金沢化していたりして、でもそれも完全でもなく、さらに仕事でよく行っていた加賀市あたりもちょこっと入っていたりして、そういう意味で「石川弁」なんです。前の職場は、金沢で生まれ育った人、よりも能登とか加賀で生まれ育った人が多かった、というところも影響しているかも知れません。それと、テレビの影響で関西も若干ですが混じっているかも知れません。

 そういうことなんですが、父親が長崎県、母親が北海道の出身ということになりますと、実は保育所へ入るまで、聞く言語・話す言語は石川県の方言ではなかったんです。いわゆる「共通語」(あとで注釈します)。ということで、実は保育所へ入るまでは「共通語」をしゃべっていたようなんです。それが、保育所へ入って、方言の嵐。といってもそこは4歳児ですから、すぐに慣れてしまいます。といっても家では「共通語」ですから、家に帰ると「共通語」になっていたようです(記憶にないんですけどそういうことらしい)。つまり、ちゃんと家と外とで、方言と「共通語」を使い分けできる賢い子だったようなんです(笑)。

 まあ、それがどこかの段階で吹っ切れて、方言しかしゃべることのできない子になってしまったようなんです。そういう流れで、多くの地方の方言で共通の傾向、つまり、敬語を使うと共通語、そして普通にしゃべると方言ということ。つまりですね。敬語を使わないしゃべりでは、方言でしかしゃべることができない、もう、無理して(無理したことないですが)共通語でしゃべると「あり得ない日本語表現」になりそうなぐらい、「共通語」というものは苦手なものなんです。

 それでですよ。小さいときにしゃべっていた「共通語」。冷静に考えると、普段、仕事の関係で家にいない父親の言語の影響は小さいはずなんで、母親の言語の影響を受けているはずなんですが、北海道は共通語に近いとはいえ、イントネーションなんかでやっぱり独特なものがあります。特に釧路支庁管内出身ですので、それ相当の訛はあるわけで。それが、北海道から石川県に来て1年ちょっとの20代の女性(当時のうちの母親のことね)では、今よりも残っているはずなんです。

 ということは、私がしゃべっていたのは本当に共通語なのかということ。えっとですね。多分、私としゃべっていて気づかないと思うんですが、時折、単語単位で、北海道なまりがちょこっと出ることがあるんです(1日1回もないですよ)。ひょっとしてこれ、珠洲の方言より先に身につけてしまっているものではないかと・・・。というのは極端にしても、何となく北海道へ行くと懐かしさを感じることもあったり(多分、祖母の影響だとおもいますが)。

 それと、父親の実家、長崎県へ行きますと、これまたそこの方言にさほど違和感を感じずに過ごせるんですね。2~3日いますと、口には出さないまでも、向こうの方言で頭の中でものを考えていることもあります。

 また、父親の仕事の関係で、時折「三陸地方の人」が、家に来ることがあったんです。結構訛はありますが、実は、ちゃんとヒアリングはできていたんです。まあ、その人も完全にそこにしかいない人でないんで、ある程度薄くなった訛だとは思うんですが。

 それで、共通語と関西弁以外の方言は、無意識のうちに脳内で変換しているようで、例えば以前、弘前駅で聞いた言葉、あとで思い返してみると、石川弁で記憶されているんですね。勝手に自分の方言になおして記憶されていました。

 何となく、しゃべっていると違和感がないんですが、方言で文章を書くと何となくやりづらい、というところもありまして(それと敬語で書けないですし)、一応、文章上は、話し言葉・気持ちを表現する部分を除いて共通語で書いていますけど、実際は、特に敬語がはずれると、方言でしかしゃべることができない人間なのでした。

|

« 高山方面へ(その4) | トップページ | 停車位置 »

コメント

ウチの娘も幼稚園年中さんまでは関西弁でした(笑)やっぱり家庭内ではほぼ関西弁だったためにそうなるんでしょうな。近所の子供と遊んでる時も、「あかんで、そんなん」とか言ってました。

しかし某現住所に引っ越して年長さんから小学校入学時には、完璧な"石川系"になりましたね(笑笑)。3年生くらいの時に神戸のいとこに、「まいちゃん、めっちゃなまってるやん~」とか言われてショックを受けてました(笑笑笑)

今はもう立派な石川人ですな。両親はイマイチ石川人に成り切れんけど(笑笑笑笑笑)

投稿: きゅー | 2007年4月14日 (土) 00時06分

 でも、きゅーさんって、関西弁の中にも微妙に出身県のなまりが入っていますね(笑)。
 それはそうと、やっぱり子供って、方言に染まるのが早いみたいですね。ある程度の年齢になってしまうと、微妙にうつりつつも、やっぱり完全には使い切れない(つまり、うちの両親みたいな感じ)になるようですが。
 それにしても、大学とかで関西・関東へ行くと、割と北陸の人って、そこへ行った影響を受けて来るみたいですね。ちょっと関西弁が混じった話をする人はやっぱり大学が関西だった、というところで。
 ちなみに、私は隣の県に通っていただけということで、1日の半分は石川県にいたんで、全く影響はなかったようです。

 たぶん、将来、他所の県に住むことがあっても、石川弁は抜けないんだろうなと思います。ただ、関西・岡山・広島あたりだと微妙に影響を受けるかも・・・。

投稿: 川口@区間全駅 | 2007年4月14日 (土) 20時56分

この記事へのコメントは終了しました。

« 高山方面へ(その4) | トップページ | 停車位置 »