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2009年10月20日 (火)

第四回飯田線:トピック的(5)

 なんか、最近、旅行記が長くなってきているような気がします。ということでつづき。

●秘境区間その1
 天竜峡駅を出まして、トンネルをくぐると別世界。天竜川沿いの、人が住んでいる気配がほとんどなくなってしまう区間に入ります。

 程なく千代駅なんですけど、ここから4駅は、既に翌日、ガチガチに予定を組んである駅なんで、飛ばします。そうして、あとから降りる田本駅も通りすぎ、特急の停まる温田駅も通り過ぎ、為栗駅。ダムのような広い川のそばにある駅です。

 さて・・・。何か、数人の方が降りていますね・・・。はい。やっぱり佐久間レールパークの絡みもあり、さらに3連休、鉄道の日きっぷと、こういう駅に人が多くなる要素は揃っています。まあ、自分も佐久間レールパーク以外のそれらの要素があるんで、来ているわけなんですが。とりあえず、この日は小和田駅へは行かないんで、多少は混雑を避けたとは思うんですが・・・。

 一応、駅も撮ったり、ちょっと離れて橋を渡ったりしつつ、でもやっぱり駅のまわりには常に誰かいるわけで、寂しさとは別の、何となく賑やかな印象を持ってしまったわけです。

 さて、反対方向の列車で戻りまして、やっぱり温田駅を通り過ぎ、田本駅。当初の予定でもこの駅に来る予定でしたが、一列車(両方向含めたカウント)早くなりました。

 で・・・。さっきより沢山降りています。はい。この駅って、ほんと、寂しいところにありまして、民家がないんですが、賑やかな駅。これでも、他のサイトで見た小和田駅の様子よりはずいぶん人が少ないんですが、それでも7人ぐらいいたと思います。しかも、うち一人はさっき為栗駅にいた人なんですけど・・・。

 ともかく、ホームには人が多いんで、写真を撮っても人が写ってしまうんで、「表紙代わり」に駅名標だけ撮って、駅を離れることにしました。

 それで。この駅を出ると、山の中の獣道しかないんです。いずれアップしますけど、土讃線の坪尻駅と似たような状況です。あの駅との違いは、多少、道が整備されている(古いアスファルト舗装がちょこっと乗っかっている感じ)というぐらいです。

 そういう、山の中の獣道。なんか、台風の影響で真新しい倒木があったりしますが、そういうところを跨いだりしつつ、山登り。

 ほんと、時には急になる山の中を20分ほど登ると、ようやく人里が見えてきまして、数軒の住宅やら自販機がありました。それにしてもこれ、晴れた日で明るい時間帯ならいいんですけど、夜なんて絶対無理やろうと思うんですが・・・。

 とまあ、人里まで行き着ける駅ということで、小和田駅とはちょっと性格が異なる(小和田も行けないわけではない)んですが、ともかく、大変なところにある駅です。

 それで、上まで登りきって、水を飲んだりして、駅へ向かって降りようかなと思っていると、さっき駅にいた人が一人登ってきました。この方、さっき為栗駅にいた方でして、ちょこっとだけ、登ってきて大変だった、という会話をして別れました。

 さて、降りていくとき。蛇が1匹だけいました。マムシかどうかは分からないんですが、昔から蛇は苦手なんですよね・・・。一応、時折蛇を見かけるところには住んでいたんで、ちょっとばかり恐怖心はあるわけです。あとは、登るときに、妙に大きなミミズがいました。

 そうやって降りていきまして、途中、あと2人とすれ違いつつも、駅へ。ちょうど誰もいなかったんで、その時を利用して駅をひとしきり撮りました。

 さて。この駅へ行き着く道はもう一つありまして、そっちの方は吊り橋を渡ることになります。さっきの道と登りきったところにある「県道1号線」を介して、1時間のウオーキングコースになるらしいんですが、とりあえず、もう一つの道の、吊り橋のところまで行くことにしました。

 途中、トンネルからちょこっと抜けた飯田線の線路も見えるんですが、よくまあこんなところに、しかもかなり昔に線路を作ったもんだなと。

 とりあえず、吊り橋で天竜川を渡り、また戻りまして、駅へ。最後にカメラの中のコマの「表紙」として駅名標の写真を撮り、あとは人も多くなってきたんで、特に写真を撮ることなく、ホームでぼーっと時間を過ごします。こんな感じで、一見、長い時間があったんですけど、逆にこの駅の場合は1時間半ないと十分楽しめないと思います。

 そうして、列車が入ってきまして、この列車、前日に辰野から乗った列車(列車の車両そのものという意味ではない)です。列車が入ってくるときに、多くの人は列車にカメラを向け、ある人は踏み台まで用意していらっしゃったんですが、その中で2人だけ、列車にカメラを向けない人がいました。一人がワシで、もう一人が為栗駅でもお会いした方です。

 元々はこの列車で田本駅に来る予定だったんですが、やっぱりちょっと夕方に近くなっているようで、その前の列車で来て正解だったみたいです。

 さて、その列車に乗りまして、またもや温田駅を過ぎ、さっきの為栗駅も過ぎて、平岡駅も過ぎ、今度は鶯巣駅。

 さっきの人も降りたらどうしようかと思ったんですが、この駅で降りたのは自分一人だけでした。

 この駅、長野県ではあるんですが、ホームのまわりには茶畑もあり、静岡県が近いことが分かります。ちゃんと民家もあり、そういや、人が住んでいる気配のある駅も3駅ぶりだなと思いつつ(一応、為栗駅の近くには民家はあるんですが・・・)。

 それで、駅からちょっと歩いてみたんですが、一応「駅前通り」という感じの道。そこを歩いていると、民家があり、その向かいに小屋があるんですね。その小屋、納屋かなと思ったら、風呂場でした。ちゃんとバスタブも見えまして・・・。なんか、駅に続く道ではあるんですが、もう、住んでいる人にとっては家の一部みたいなもんなんですよね。

 それで、よく考えると、自分が生まれ育った場所って、そんな造りの家があってもよさそうなところなんですけど、風呂が別の建物になってるうちって、ほとんどなかったような気がします。やっぱり、曲がりなりにも昔は「豪雪地帯」だったんで、冬は風呂が別棟だと大変なことになるわけで。

 となると、茶畑の存在といい、別棟の風呂といい、長野県ではあるんですが、太平洋側に近い気候の場所なんだろうなと思うわけです。

 さて、そうやって、ちょっと駅周辺を歩き、駅へ戻りますが、久しぶりに駅で一人になれた、ということで、本来は「秘境」にあるはずの田本や為栗よりも、人の生活の匂いがする鶯巣駅の方が、逆に落ち着いた雰囲気を感じることができました。

 そうして、天竜峡行きの列車に乗りまして、実際、無理すりゃ、もう一駅取材はできるんですが、やめておきまして、あと、平岡駅で6分とか9分とか停車だったんで、撮ろうと思えば撮れたんですけど、なんかバタバタしそうで、しかもそれがしっかりと写真に現れてしまうんで、今回はやめておきました。

●飯田市内
 天竜峡ですぐに飯田方面の列車に乗り換え、だんだんと暗くなりつつ、飯田駅へ。というか、なんか、さっき、為栗駅・田本駅で見た方、結局、鶯巣駅から乗った列車に乗っていらっしゃって(多分、別の駅へ行かれたんでしょう)、一緒に飯田駅で降りて、しかもホテルまで歩いて行くと同じ方向に歩いて行かれたんですが、なんか、妙に近い日程で動いていらっしゃったようです。

 さて、一旦ホテルへ。ビジネスホテル、というよりも、結婚式場なんかを併設しているんで、ちょっと格が上なんかな・・・。確かに、今までホテルで泊まるときの基準金額6,300円(B寝台の寝台料金)よりも100円高い金額でした。

 それで、まあ、それだけ満足度が高いかというと、ちょっと建物が古いかな・・・。昨日泊まったところが値段の割に妙に新しいんで、それと比較してしまうんですが。

 で、2階にはレストランが。例えばですよ、ルートインなんかにあるレストランだと、そのまま普段の感覚で食べることができるんですが、行って見ると・・・。ホテルのレストランでした。ほら、なんか、気を張る感じのレストラン。あれです。

 「いらっしゃいませ」と、妙に落ち着いた雰囲気で招き入れられて、「一応、どんなもんがあるか見てから」って予防線を張って中へ。入口のところでメニューを解説付きで見せてもらったんですが、「ワシに合わん」。

 ほら、なんか、素材の味から妙に遠ざけた感じの高級料理。フォークとナイフを正しく使いましょう、ナプキンもね、という感じ。(まあ、そんなところにTシャツと短パンで入っていったわけですが)まあ、値段も、それなりの量を追求すると2,000円だし。

 せっかくなんで、そういうのを味わってみるのもいいんですけど、やっぱり場違いだと思うんで、やめておきました。で、鍵を預けて、飯田駅前へ。

 何となく目をつけていた中華料理屋さんがあったんですよね。そこで、麻婆豆腐定食。800円。やっぱりね、こんなもんがいいんです。てか、店員さんは中国人っぽい人で、カウンターで隣に座っていた女の人も日本人じゃないしゃべり方だったし、ここはいったいどこなんだろう、と思いつつ・・・。でも、注文をとったあと、調理の人にメニューを言うのが中国語だったんで面白かった。

 食べ終わりまして、やっぱり明日の朝食の心配。朝も早いし、駅周辺にコンビニも見えないし、また、明日の朝まわる駅も軒並み、店や民家のない駅だし。

 ということで、駅前のショッピングセンターでちょこっと買い物。パンとおにぎり。あと、多少のおかしと。こういうところに来ると、やっぱり、「おつとめ品」として、安くなっているパンを狙ってしまうわけで。

 そうやって、ホテルに帰りまして、フロントに行くと名前も部屋番号も言わなくても、「おかえりなさい」と言って鍵を渡してくれたのはさすがだなと思いました。こういうところがビジネスホテルと違う部分なんだろうなと。

 一応、このホテルも大浴場があるんで(だからここを選んだ)、風呂に入り、あとは早めに寝たわけです。

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