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2009年10月28日 (水)

経理の仕事(1)

 たまに嗜好を変えた文章でも書いてみましょうかね・・・。と言っても、前はよくこういう文章を書いていたんですが。しかも「カテゴリー」に新しいものを設定しているし・・・。

 そういうことで、仕事に関係あることをちょこっと掘り下げて書いていくことで、自分の頭の中を整理してみようということなんですが、まずは、自分の仕事って何もんやろというところから。

 名称は別として、民間営利企業の場合、何らかの形で、経理ということを担当する人は必要なわけで、これが専任・兼任、あるいは外部の人ということはあっても、何らかの形でその企業の経理業務が行われているわけです。

 もちろん、探せば「無申告」なんていう状態で、全く経理ということに手をつけずにやれないこともないんですが、これは「経理」ということを、「試算表・申告書の作成」ということに限定した場合であって、お金の流れがある以上は、「経理」という仕事はどこかで発生するのです。だから、それがないのは全くの休眠会社ということになります。

 と、ここまで書いてきて、いったい「経理」という仕事って何なんでしょうね?、という話、つまり、どこからどこまでが経理の仕事で、どこからが営業の仕事で、どこからが社長の仕事で、さらにどこからが総務の仕事で・・・。これを考えていこうというのが今日のお話です。

 それで、結論を先に書くと、当然のことなのですが、会社によって全く違うということです。何のひねりもありませんが、そういわざるを得ません。AさんとBさんがいて、どちらも同じような規模の別々の中小企業で経理をやっています。それぞれの会社では、そのAさんBさん以外に他に経理をする人はいません。ところが、AさんとBさん、よく話してみると、仕事の内容が全く違います。支払業務以外、全く違うことが判明しました。

 なんていうことも当然あり得るわけで、つまり、転職しても、どこの会社にも経理っていう仕事があるから、どこでも働ける・・・、と思ったら大間違いで、逆に採用する側も、前の会社で経理をやっていたから、うちでもすぐにバリバリ働けるだろう、と思ったら大間違い、こんなはずじゃなかった、ということが多分あると思うんです。

 そういうことで、私自身、会計事務所に8年半いた後、その顧問先である旅行会社で経理担当者をやっていて、しかも経理担当者は一人だけ、という世界にいるわけですが、ここまで書いても、多分、読み手によって想像する業務は違うと思います。もちろん、それを事細かに書くつもりもないし、書けないわけなんですけど、会社の考え方、あるいは前任者との引き継ぎの兼ね合い、さらに私自身の得意不得意、前職との兼ね合いなどから、ある一定の業務の範囲はあるわけで、「一般的にこれ、経理の仕事としている会社も多いんだろうな」と思われる業務を、実は全くやっていなかったり、「これって、中小企業の経理担当者の業務じゃないやろ」と思われることを、全く普通にやっていたりします。

 そういうことで、まずはごく一般的に、業種を問わず、中小企業で、なおかつ経理担当者が1人~数人規模の場合で、経理の仕事と思われることを並べてみましょう。

1.現金出納帳の記帳(会計ソフトへの入力も含む)、日々の現金残高の確認
2.請求書の発行
3.日々の仕訳・総勘定元帳への記帳(会計ソフトへの入力も含む)
4.預金口座への売上入金あるいは売掛金回収の確認
5.売掛金の管理
6.入金が遅いところへの督促
7.支払業務(仕入・販売費及び一般管理費)
8.試算表の作成
9.在庫の管理
10.決算業務
11.申告書の作成
12.原価計算
13.資金調達・銀行への交渉など
14.資金繰り計画の策定
15.経営計画の策定
16.給与計算
17.領収書などの管理
18.社会保険業務
19.経理関係書類のファイリング、保存、一定年数経過後の処分
20.小切手・手形の管理

 多分ですね、まだまだあるんです。他にこんな業務があるよー、って言い出したらきりがないし、もちろん、自分がやっていることを全部並べたわけでもないですし、逆に、この中に自分が全くやっていないことや、たまにしかやっていないこともあえて含めて書いています。

 念のために、中小企業の場合は、経理担当者といえども経理だけやっていればいいというわけではありません。

 もちろん、営業をするとか、配達をするとか、そこまでのケースも多々ありますが、そうなると経理の仕事って、「今日でなくてもいい」ということが多くあるので、逆に他部門への手伝いの方が優先されてしまって、「確かこの人、経理担当者だったはずだけどな・・・」という人が、配達ばかりしていたりと、本来の業務がおろそかになりがちです。会計事務所時代に、そういう例を見たこともあります。

 そういうことはあるとしても、例えば大きい会社なら「総務」「人事」といった仕事も、「経理」という範疇の中に入ってしまいがちです。ちなみに、私の場合、基本的には「経理だけ」ということになっていて、本業の方はあえて手伝わない(というか、手伝えない)ようにはなっているんですが、例えばPC関係の対応などは「経理」の業務かというとそうでもないんですけど、全面的にやっていたりと、完全に「経理だけ」というわけではありません。また「総務」という仕事もある程度の部分はやっています。これは中小企業の宿命みたいなもんで、逆に、大企業の人が中小企業に転職して面食らう部分の一つなんですけど、一人何役も、ということは中小企業では当然の話です。

 ただ、これを考察し出すと話が見えてこなくなるんで、それはここでは考えないことにして、単に「一般的に経理の仕事」というものが、実は定まったものでもないということを述べるだけにしたいと思います。

 もちろん、先ほど挙げた業務って、大企業の場合は「経理」の業務ではないという部分が多々あります。それもあえて挙げた部分もあります。

 と、ここまで書くと、次回は今挙げた業務を検討していくんだろうなー、という流れになると思うのですが、その通りです。

 ただし、明日はちょっと正常に書けない可能性が高いので、続きは金曜日ぐらいということで。

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