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2011年11月14日 (月)

「○○方面を望む」

 このサイト・・・、と言っても、Webサイト本体とブログってここでは意識して「別冊」というタイトルにしているんで関連づけはしているんですが、場合によってはWebサイト本体と、ブログって独立したものと考えることもできるかも知れませんね、という余談は置いといて、とにかくこのサイト・・・・、の「区間全駅」のコーナーでご紹介する写真に「○○方面を望む」というものが機械的に出てきます。

 これは初期の頃には撮らなかったもので、よほどでない限り例えば金沢-福井・富山間や大阪環状線の各駅の写真で、当初から掲載しているものにこれが出てこないわけです。

 それと「構内の様子」という表現も適切かどうか分からないまま使っているのですが(よく考えると変だなとは思っているんですが、まあいいや)、これも初期の頃は使っていません。これが出てきたのが湖西線あたりからのような気がします。

 とにかく、その駅にある細かいものやら掲示物やら、「近くを見る視点」じゃなくて、ホーム全体やらホームから列車が進んでいく方向やら、あるいは近くの高台に登って駅全体を見下ろしてみたり、駅前を結構進んでから「駅舎遠景」みたいな感じであえて遠くに駅舎を見て写真を撮ったりと「遠くを見る視点」に変わってきたようが気がしています。

 と、またもや余談でしたが、とにかくこの「○○方面を望む」という写真の経緯をおはなししようかなと。

 ぶっちゃけ、これを撮ると2枚は稼げるんですよね・・・。掲示物とかそういうものを血眼になって探すより、機械的に両方向・構内・駅舎・駅舎を遠くから・駅舎内・駅名標・駅前。順番を滅茶苦茶に書きましたが、これで7枚ですもんね。

 お分かり頂けましたね、機械的に撮っていけば、駅舎のある駅なら7枚は撮れるんです。そこから、ホームからの景色がよかったら撮ったり、その駅独特のものを何となく見つけて撮っていると、機械的にどの駅でも9枚はご紹介する写真が撮れるんです。 

 だから最近は何の苦労もなく、9枚、どの駅でも撮れるようになりました。路面電車の電停にしても、機械的に両方向、ホーム、歩道から、駅名標、近くの交差点の様子、電車が通ったらその様子、なんて機械的に撮っていると7枚は確実に撮れて、やっぱり9枚って苦にならないんです。

 という発想から生まれた「○○方面を望む」。つまり、初期の頃は掲示物とか、飾り物を探して7枚ようやく確保していたのですが、訪れる駅が増えてくるに従ってそういう「細かい物件」ってあまり面白いとは思わなくなるんです。となると撮らなくなるんですが、機械的にこうやって撮っていくぶんには最低枚数7枚は、血眼にならずに確保できるわけです。

 というのと、路面電車の電停って、駅と違って「撮れる物件」がどうしても限られてくるんで、その中で「○○方面を望む」というのは、枚数確保のためにどうしても必要なものなんですよね。そう、この「○○方面を望む」って、実は路面電車の電停を撮るようになってから確立した「パターン」だったのでした。

 そういう、枚数確保の要請から必ず撮るようになった「○○方面を望む」。実はこれ、自分の中で重視するようになってきたのには理由があるんです。「枚数確保」というのは初期の理由であって、改めて考えるとこれって必要な「角度」なんじゃないかと。

 と言うのは、この「区間全駅」を御覧になった方からたまにですけどメールを頂くことがあります。(最近はめっきりなくなったような・・・。やっぱりネット上、Webサイトを見てメールを出すなんて流行らなくなってきているんですよね。)

 実はほとんど趣味的な視点からご意見・ご感想を頂くことがなく、どちらかというと鉄道や駅に普段は興味のない方から「昔、よくこの駅を利用したのですが、その時のことを思い出して懐かしい気分になりました。」という内容のものを頂くことがたまにあったのです。

 確かに、最近はあまり趣味的視点から駅を撮ることがなく、どちらかというと機械的に決まった角度を撮って、後はその駅独特のものを数枚混ぜる程度にしているのですが、一般の方でも御覧になるもの・御覧になる角度を重視したいなと思うわけです。

 それでこの「○○方面を望む」について。列車を待っているとしますよね。もちろん、都会のように1本見送っても数分後列車が来る、なんていうところだと電光掲示板なんかを見るかも知れませんが、列車に合わせて駅に行き、「早く列車が来ないかな」と思ってホームで見るものって、列車が来る方向なんです。

 もちろん「いや違う。持って行った本を見る」という方も多いと思いますが、自分の幼児体験を思い出しても、近くのバス停で、バスが来る方向をじーっと見ていたり、あるいは駅でも列車が来る方向を眺めていたりと。

 実はツイッターで今現在、私のアイコンで使っているのが今は亡き蛸島駅の「正院・穴水方面を望む」という角度なんです。ホームに出て列車が来ないかなと思いながらずっと眺めていたのがまさにその風景でした。

 つまり、あくまで個人的な体験での話ではあるんですが、ホームから見た列車が来る方向の景色って、今から列車に乗るんだ、という期待感とともにある程度の時間見ていた風景なのです。

 だから、もちろん違う方も多いと思いますが、この「○○方面を望む」という風景にもその駅の思い出を感じる方もいらっしゃるのではないかなと思うわけです。そういうことを考えるとその駅を語る上で必要な「角度」ではないかと改めて思うようになりました。

 ただ、その文脈で行くと、ホームの先端じゃなくて、待合室付近で撮らないとダメなんですよね。でもそれをやると「構内の様子」と風景がダブって、中途半端なものになってしまうのと、一応は駅の歩ける範囲はまんべんなく歩きたいなという意向もありまして、一般の方の視点から見るとちょっと不自然な角度になっています。

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