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2011年11月24日 (木)

事故話(3)

ということでつづき。この記事単独ではやっぱり訳が分からないはずなので、この記事から御覧になる方はバックナンバーからどうぞ。

 「事故話(1)」  「事故話(2)」

 ということで、その当時は朝、1時間ぐらい試験勉強をする習慣があった時期でして、その時間を潰して現場へ行くことに。

 ストップウオッチとメモをもって自転車で現場へ。

 ちなみにストップウオッチはダイソーで買ったもので、ちょっと壊れているもの、というのはまあご愛敬ということで。

 それで、闇雲に測ってもしょうがないので、ポイント。

 1)こちらの車の立場で、同じように交差点で停止して、青になってから発進して、その衝突現場までどれだけ時間がかかるか。

 2)相手の車の立場で、交差点から現場までどれだけ時間がかかるか。(本来は停止していないので、発進した車を計測しても意味が無いが、逆に、発進した車を計測したら、単に通過する車より時間がかかるはずである、ということから、発進した車を計測。)

 この2点を5~6台計測。

 つまり、こちらが青、先方が赤で交差点に入ったことが証明できれば10:0になるわけで、これを他の車がどれだけの時間をかけてそれぞれこの交差点を通過して、衝突現場に達するかを測って説明しようとしたわけです。

 で、実はこれについて、保険会社さんに(こちらの代理店を通して先方の保険会社さんに)提出したものがあるので、その内容を引用することにします。

 まずは事故現場の図を書いたのですが、面倒なのと、そのまま引用してしまうと現場が特定されてしまうので書かないことにします。「甲」というのは私+車で、「乙」というのは先方のことです。

 甲は1から2の方向へ直進し、乙は3から2の方向へ左折していました。
 甲は信号待ちをし、青になってから交差点に進入しております。

 ぶつかった図を書いたのですが、これもここに載せるのが面倒なので省略して

 また、お互いの車の破損状況から考えると、衝突方法は上記の通りであり、衝突箇所へは甲が先に到達していたことが分かります。

 そして現場の写真を載せたあと・・・

 警察の聴取時に甲の後続車の運転者が様子を見に来られ、その方が「甲が信号が青になってから発進し、交差点に進入したこと」を警察官の前で証言しておられるので、甲が交差点に進入したときは甲の側が青だったことが分かります。

 また、衝突の状況から、乙が甲よりもあとに衝突現場に到達したことが分かります。

 乙は現場が自転車等の通行が多く、大変危険なため、徐行して交差点に進入したとのことです。これについて、甲の運転者も自動車よりも自転車に乗る機会の方が多いため、その時の状況を考えると納得がいく話であり、かえって好感が持て、否定はしません。
  ただし、乙が交差点進入時の信号が黄色だったかどうかは以下の理由で疑問が残るところです。

 1.甲が停止した停止線から交差点まで距離があり、そこから4車線の道路を渡って衝突箇所へ進入していることになる。しかも甲は軽自動車であり、加速は良くない。

 2.そこで、同じように停止線を発進し、同方向に進む車を観察したところ、乙の側の信号が赤に変わった時点から、甲の側の信号が青になり発進し、衝突現場に達するまで、軽自動車で12秒程度、普通車で11秒程度かかっていた。(4~5台の観察ですが、誤差は1秒程度です。)

 3.一方、乙の側と同方向に進む自動車を観察したが、全く条件は異なるが、信号待ちをしていた車が発進し、衝突現場に達するまで4~5秒であった。(交差点に歩行者等がいない場合)ただしこれは、発進した場合を観察しているため、黄色信号での通過では、通常、これより大幅に短くなると思われる。

  4.そのため、乙が極端にスピードを落としたからといって、黄色信号ぎりぎりで交差点に進入し、すぐ赤になることが分かっていながら、そのまま減速したまま走行し、赤になった時点から12秒かかる甲の通過直後に衝突現場に達することは考えにくい。

 5.お互いの車の破損状況から見て、乙は極端な減速を衝突現場通過直前にはしておらず、それなりのスピードが出ていたと考えられる。

 以上により、乙が黄色で交差点に進入したということは、極端な減速であれば全くあり得ないとは言えませんが、かなり無理がある答弁であると考えられます。

 という感じで、先方がいくらスピードを落としたと言っても、交差点の構造上、私が青で発進して交差点に入ったのなら、先方が黄色で進入したということはあり得ず、赤になってから進入したのだ、ということをこの計測結果で述べたのでした。

 そういうことで、家に帰ってからこの資料をまとめていたら、ちょっと遅くなりまして、どうせ遅れついでだし、ということで車をいつもお世話になっている自動車屋さんに預けてから、積んであった自転車で会社へ向かったのでした。

 というか、計測から資料をまとめるところまで出勤前にやってしまったんですよね。なんか人間って本気出すと妙な力が出るもんだなと。

 結局、「保険屋さんに任せてあります」というスタンスではなく、自分で現場で計測する(しかも試験前なのにね・・・)ということにしたのですが、この資料を出してから、保険代理店さんとの会話が「向こうが黄色と主張するなら、難しいでしょうね」というスタンスから「こちらはあくまで過失なしということを主張しますから」というスタンスに変わったような気がします。

 つまり、物理的に青と黄色ということでなく、青と赤でなければあり得ないぶつかり方をしていて、それを他の車の通過時間という数字を用いてさらに具体的に説明ができたので、電話でしゃべっているよりも「ちゃんと伝わった」ということになるのだと思います。

 電話でいいたいことを言うよりも、文章化した方が込み入った話なら伝わるもんだな、ということを実感。

 で、後日、この資料をもとに、先方の答弁として「この交差点は危ないので安全確認のため何回か途中停止した」ということを聞いたのですけど、確かに、これだと黄色で入ろうが青で入ろうが停まったなら物理的に成立するわな・・・。個人的にはそういうことなら仕方ない、と納得しそうになってしまいました。

 そういうことで、結局のところ、こちらが青で入ったのはいいとして(実はこれも目撃者証言を、保険会社間の話で出せなかった・・「その1」で書いた通り、目撃者の連絡先をメモしてなかった・・・ので確証が得られなかったのですが)、先方が赤で入ったのか、黄色で入ったのか、そこが争点というわけです。

 ただ、この赤対黄色の争点の他に、この数日後、もう一つの問題を抱えることになったのでした。

つづく。

 ちなみにこの話、なるべく間に他の話題を挟まずに書ききりたいので、日曜日の「更新しました」の前、金曜日・土曜日ぐらいで完結させたいと思います。多分、2回で終わると思いますが・・・。

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