« 毎日 | トップページ | 再取材→差し替え  »

2011年11月11日 (金)

トイレットペーパー

 あんまりブログにアクセス解析のことって書かない方がいいんでしょうけど、たまに書きますと、結構このブログ、経理関係の言葉で検索されて来られる方が多いみたいです。

 で、自分の経験上もそうなんですけど、検索して、何となくひっかかって、「あーそういう考えもあるよね」と見たら、そのブログは二度と見ないわけで、多分、経理関係の言葉でこのブログに来られる方って、他のサイトやブログにすぐ行ってしまうと思われるので、読者獲得には結びついていない訳です。

 といっても、読者を獲得したいとも思っていないし、どうでもいいんですが・・・・。

 で、その中で、なぜか「トイレットペーパー 経費」みたいな検索でたどり着かれる方が多いみたいなんですよね。

 それで、以前「経費科目について考えましょう」みたいな感じでいくつかの販売費・一般管理費の科目について文章を書いたことがあるんですけど、その一連の文章がこのブログの検索でひっかかることが多いみたいなのです。そんな、参考になる文章かどうか分かりませんが、本当は調べ物をしている人が読むとあまりよろしくないと思うんですけどね・・・。

 で、「経費」という言い方も、実はかなりいろんな意味をもったり、逆に、単なる通称だったり。例えば「経費と原価を区別せよ」なんていう言葉があったとしても、「経費」を「販管費」の通称と取ればそうなるんですけど、製造原価の一つ(材料費・労務費・経費の「経費」)だと、まさに原価の一部ということになるし。

 所得税で言う「必要経費」とすれば、売上原価と区別するなんていう意味も分からなくなるし。

 だから本当は「経費」って厳密に言うと「販管費」の通称じゃないし、本当はあそこで「経費科目」という言葉は使ったらダメだったんですけど、まあ、いいや。

 それで、トイレットペーパーなんですよね。はい。

 自分の中では「備品消耗品費」(これをもし分けるとすれば「備品」じゃなくて「消耗品」)と信じて疑わなかったんですが、たしかにこれ、考えるとそうでないかも知れない・・・。

 次の候補が「福利厚生費」なんですよね。確かに、自分の中ではお茶やコーヒーを買ったら「福利厚生費」なのにトイレットペーパーはなぜ「備品消耗品費」なのか、と言われたら全く答えることができない・・・。単なるこの14年半の習慣といえばそうなるし。

 確かにね、会計事務所ってもちろん事務所によって違いはあるし、「これはこの科目」ってきっちり決めている事務所もあるらしいので一概には言えないのですが、あまり「これはこの科目ですよ」と研修でやるわけではないのです。

 結局のところ、法人税の申告書を極力楽に書こうとすれば「接待交際費」と「寄附金」を法人税法や租税特別措置法に合わせれば、あとはどれを何費に持って行こうが何の問題もないわけです。

 あー、これは営利法人の話であって、社会福祉法人あたりになると結構厳密に決まっているわけで。

 だから、結局、最初に仕事を覚えるときに「前の人はこれを何費にしていたかな?」というところを見て「あー備品消耗品費か」と思ったら、結局、その後、ずっとそれになってしまうわけです。

 もちろん、たまにお客さんの要望でガソリン代を「車両費」にしたり「旅費交通費」にしたりしますが、デフォルトでは「備品消耗品費」だったり。

 という程度の話なので、会計事務所から普通の会社に転職しても、そのへんの感覚ってそんなに変わっていません。

 他の職種から経理に移ったりすると、わりとこの費用科目を決めるのに右往左往する方も多いみたいですが、あまりこの費用科目に迷ったことはないです。だって、そんなに重要じゃないし・・・。

 ただ、会計事務所から普通の会社の経理に変わると、「現実」に近いところにいるので、「そういやこれってこの科目でいいのだろうか」ということは考えることがあるわけです。

 ということでトイレットペーパー。

 結局のところ、販管費の科目って「何を買ったの?」ということを示す科目と「何のために買ったの?」ということを示す科目が混在しているわけです。

 「何を買った?」かと言われたら消耗品を買ったので「備品消耗品費」。

 「何のために買ったの?」を言われたら、従業員が使うために買ったので「福利厚生費」。

 ただ、トイレットペーパーの場合、来客も使うこともあるし、一概に「福利厚生費」とも言えないんですよね。これはお茶もそうなんですが。だからお茶の場合「福利厚生費」というのもどうかと思うし、かといって「交際費」にはならないし、(「接待交際費」にして法人税の申告書で交際費扱いから除外する?)「会議費」というのも何か違う気がする。となるとこれも「備品消耗品費」でいいのかも。

 それと、ちょっとした訪問客だけならいいとして、店舗だった場合。その店舗に訪れた客専用トイレだと完全に「福利厚生費」じゃないです。

 じゃあ、客用トイレのトイレットペーパーを「その他販売費」という科目に持って行って、従業員専用トイレのトイレットペーパーを「福利厚生費」。両方兼ねているトイレならしょうがない、利用者数を調べて按分するか(笑)。

 そう、ここでさらっと書いたんですけど「販売費及び一般管理費」というのを「販売費」と「一般管理費」、全く性質の異なるものにきっちり分けようとすると変なことになるんですよね。これ、後日また書きます。

 ちなみに、工場のトイレだったら製造原価の消耗品・・・、だと大げさなら福利厚生費?。製造原価に入っていくと、仕掛品の評価に入るしな・・・。

 という感じでトイレットペーパーを何のために買うのか、と考えていたらいろんな科目が出てきました。

 そんなことで、ちょっとした物を買っても突き詰めていくと何費にすればいいのか確かに分からない。そりゃ検索するわな、と改めて思ったのでした。

 ちなみに、トイレットペーパーをどこかに寄付をするため、あるいは贈答のために買った訳じゃなかったら何費でも関係ないです(となると「寄附金」とか「交際費」っていうこともあり得るな・・・)。あとは製造原価を使っているなら期末の仕掛品の評価に絡むのでちょこっと検討要。でも、そんなに目くじらを立てる金額じゃないと思いますが。

 だから、どれかに決めてしまって、それを突き通せば特に問題ない訳です。処理する人によって違う費目に入っていたり、あるいはその日の気分でいろんな科目に行っていたり、と言うことさえなければ問題がないという結論にしかならないです。

|

« 毎日 | トップページ | 再取材→差し替え  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 毎日 | トップページ | 再取材→差し替え  »